壊れる少し手前の永遠

好きなバンドについて書いていこうと思います。

雑記

the MADRAS BIOGRAPHY③(2016)

20161/17 下北沢MOSAIC 「fall vol.6」w/ArtTheaterGuild、17歳とベルリンの壁、サーティーン、M.A.S、溶けない名前 2/17 高円寺HIGH 「we are the beautiful!」w/wilberry、Pavel2/17 下北沢CLUB Que「MARKING POINT」w/f4-high、She's q2/28 会場不明「Sun…

the MADRAS 12/16 新宿red cloth 備忘録

好きなバンドがいつまでも活動してくれる、という期待が幻想であることを改めて突きつけられた年末。体調は依然良くならないが、またいつか、のいつかが来る保証はなく、マドラス3回目のワンマンに行くことにした。 神田明神にお参りするため御茶ノ水へ。か…

サニーデイ・サービス 10/29 横浜ベイホール 備忘録

去年のリキッドルーム以来丸1年ぶり、映画を見てからは初めてのサニーデイ。時間は本当にあっという間に、何も残さず過ぎていく。あの日も精神状態は良くなく、サニーデイのライブはこれで最後でいいかなと思った記憶があるが、その気持ちは今日まで変わらず…

深浦康市九段指導対局会 10/8 ねこまど将棋教室 備忘録

5月の深浦・佐々木両先生、沼津・棋聖戦での青野先生に続き、今回3回目の指導対局を受ける機会を得た。 将棋は小学生の頃に覚えたが、父と弟に全く勝てず辞めてしまって以降は見るだけの趣味だった。コンピューター相手の将棋すらめったに指さない私が20数年…

進行方向別通行区分 9/9 新宿BLAZE 雑記

1ヶ月前、私は新宿のライブハウスで、次が最後の曲とアナウンスされた後も延々と曲が続けられるステージを見ながら、脳裏に浮かんでしまった総理大臣の姿をかき消すために必死に踊っていた。 相対性理論経由で進行方向別通行区分にドップリハマった時期があ…

2023 8/25 日記

休職4日目、6時20分起床。午前4時頃に早朝覚醒、ベットでじっとしているとこの時間になっていた。猛烈なダルさはあるが、両足はなんとか動きそうだったので炊飯器をセットしてから散歩に出る。時折サッと雨が降るような空模様だったが、散歩はうつに効くはず…

私を構成する42枚

1.台風クラブ「火の玉ロック」一生聴くだろうな、という音楽。 2.チューインガムウィークエンド「killing pop」人生の中で一番長く探し、恋焦がれたCD。 3.THE BLUE HEARTS「LIVE ALL SOLD OUT」中学生の時に友達に教えてもらった、ロックへの入り口。 4.The…

台風クラブ(とその周辺)の思い出(3)

初めてリアルタイムで聴けた台風クラブの新曲「火の玉ロック」は思い出深い。とある事情で本気で死にたい程落ち込んでいた夜、突如youtubeにアップされたPV。あの瞬間感じた気持ちはもう思い出すことが出来ないし、あの日であっても言語化は出来なかっただろ…

台風クラブ(とその周辺)の思い出(2)

流石にボブディランを見ない、という選択はできなかったため、フジロック前にもう一度台風クラブのライブに行くという結論で落ち着いた。 6月頃だったか、新潟でどついたるねんとの対バンがある事が分かった。開演時間が遅めで、最後までいると終電に間に合…

台風クラブ(とその周辺)の思い出(1)

体調が悪く会社も休んでしまったので、せめて楽しかった過去の思い出に浸ることにする。 台風クラブのライブに行くことになった理由は大きく分けて2つで、その1つは2017年のフジロックでサニーデイサービスを観て最高だと思った事に端を発する。 2016年に…

台風クラブ 3/25 京都ソクラテス 備忘録

備忘録と言っても既にセットリストや細かい諸々は覚えてないが、ライブ中極力雑念を持たぬよう努力し、結果とても良い時間を過ごせた、ということだけ書き記しておこうと思う。 開演前、ワクワク感とは少し違う緊張感に囚われながらエンドレスで流れる若かり…

syrup16g「Hell-see」

発売20周年記念のレコードが届き、久しぶりにsyrup16gの音楽を聴いた。ここ数年は自分の人生と向き合うことで精一杯で、五十嵐さんの苦悩には付き合えない、という理由でsyrupから遠のいていた。歌詞に自分を重ねるまでもなく、乗り越えるのが困難な苦しみが…

台風クラブ「アルバム第二集」

第二集の名の通り、分かりやすいキャッチコピーでまとめる事のできない、あるいはそれを必要としない記録集。聴きながら思い出されるのは架空のノスタルジーでなく、自分の5年半の生活の事。大小様々な変化が起こり、未だ乗り越えられない苦しみを抱えたまま…

棋王戦 第3局 大盤解説会 備忘録

興奮とか体の芯からの疲れとか恐怖とか忘れないうちに 当たり前だけど、普段スマホで見る将棋と全然違った、でも当たり前のことが分かってよかった評価値に流されるのはよくない、とか分かったようなことを思っていたが、いかに普段評価値で分かった気になっ…

スカート「SONGS」と涙16

1曲目を再生した瞬間に感じたのは「良かった、このアルバムは大丈夫だ」という安堵だった。 「SONGS」の発売が発表された時は、ポジティブな期待を抱くことができなかった。タイアップ曲が全て収録されているのは豪華と言えば豪華だが、既発曲が半数を超える…

the MADRAS「colors」と自分語り

マドラスを知った、聴き始めたきっかけは、ボーカルが元チューインガムウィークエンドの橋本さんだから、という理由が100%だ。 ただ、昔好きだったから、という理由だけでバンドを好きで居続けるのは難しい。マドラスは私にとってチューインガム以上に大切な…

サニーデイ・サービス「DOKI DOKI」

レコードが家に着くまでサブスクでアルバムを聴くのを我慢できた自分をまずは誉めたいと思う。 前作「いいね!」は待ちきれずYouTubeでアップされてすぐ聴いてしまったし、他の好きなバンドはライブで何回も聴いた曲が遂にリリースされるというケースが最近…

サニーデイ・サービス「風船讃歌」

リキッドルームでアンコールの最後に聞いたこの曲。曽我部さんが歌い出した瞬間、頭の中でGOING STEADY「童貞ソーヤング」のイントロのギターが鳴り出して思わず笑ってしまった。バンド最高と言わんばかりの演奏と、曲の後半にはもう一緒に歌えてしまいそう…

サニーデイ・サービス 10/28 LIQUIDROOM 備忘録

忘れないうちに今日感じたこと、思ったことを順不同でつらつらと今日のうち起きてるうちに 明日になったら、きっと形が変わってしまうから 江ノ島以来、2年10カ月ぶりのサニーデイサービス、17時過ぎに会場に着いて19時まで緊張しっぱなし、楽しみよりも不安…

チューインガムウィークエンド 7/18 西早稲田BLAH BLAH BLAH

今日行われるthe MADRASのレコ発ライブに向かう電車の中で、書きかけのメモを清書している。 今年はライブ自体数える程しか行けていないし、コロナ前に比べて明らかにライブを楽しめない自分がいる。周りの客の挙動が過剰に気になり音楽が入ってこない。もう…

台風クラブ/ピーズ 5/3 渋谷ラママ 備忘録

生まれて初めて、ピーズの音楽を一切の雑念なく楽しむことができたライブだった、 磔磔ライブの翌日、10時からイープラスで本公演の追加チケットを販売することを知った。おそらく即完するだろうが、もう一度台風クラブを見たい一念で祈りながらスマホ前で待…

台風クラブ/家主 4/29 京都磔磔 備忘録

雨に濡れ、体を芯から冷やす靴を履いたまま見たライブから早2週間が経った。あの日も精神は本調子ではなかったが、楽しかった事、しんどかった事を忘れきってしまう前に記録しておこうと思う。 台風クラブと家主の、それも磔磔での対バン。昨年末にはチケッ…

4/9〜10 日記 山川直人原画展と喫茶店巡り

先週末に東京を訪れた大きな目的は、山川直人さんの原画展を見に行き、あわよくばイラストを購入することであった。 以前下北沢の「ギャラリー無寸草とづづ」で初めて山川さんの原画を見て深い感銘を受け、そこから全ての作品を手元に集めるに至ったのだが、…

the MADRAS 4/9 下北沢CLUB Que 備忘録と自分語り

久しぶりに生でバンドの音が聴けた喜びと同じくらい、もしくはそれ以上の孤独と寂しさが、ライブ中ずっとまとわりついて離れることはなかった。 匿名のブログとは言えあまり人様に言うことではないが、コロナが始まってから初めてライブハウスに行った。2年…

9/26 日記 台風クラブのライブ配信

何処にも行けないし、それ以上に何処にも行けない気分から抜け出せない1ヶ月だった。何もかもが煩わしく1週間ほどネット断ちをしてみたものの、その後意味もなくスマホに触れる時間がリバウンドのように増えた。 ライブに行けなくなって分かったことは、私に…

小山田氏関連の個人的総括

ここ数日、色々な人の書いた文章やネットにアップされたQJの原文を読む日が続いた。今朝起きると、編集担当が書いた記事も見つけられた。様々な意見を見るたびに自分がぐらついているような気がするので、このあたりで自分の考え、そして反省を書いておかな…

7/22 日記

昼寝と言うには長すぎる惰眠から目覚めた。無為な1日ではない、と自分に言い訳をするため、Aメロだけで放りっぱなしになっていた曲を完成させた。様々な理由で落ち込んでる気持ちを奮い立たせるため、やけに明るいアウトロを無理やりくっつけた。フルートの…

山川直人「はなうたレコード」

以前、webで連載されていた時に一度駄文をしたためたが、単行本になったのであらためて感想などを書ければ。 やっぱり手に取ってめくることができる紙の漫画はいいな、ということをまず思った。音楽も漫画も配信は便利だし、配信だから愛着が湧かないなどと…

Jonathan Richman「Surrender to Jonathan」

我が家にまた新たなレコードをお迎えすることができた。jonathan richmanの1996年作である「Surrender to Jonathan」。 ジョナサンのレコードを昨年から集め始め、先日市場に出ているのを初めて見かけた。オークション終了間際に中々の値段がついており、半…

レコードの値段の話

つい最近、私は7インチのレコードを1万円で購入するという大罪を犯してしまった。実店舗で見かけたならば絶対買わない値段のレコードを、ネットでは買ってしまう事も増えてきた。 「落札しました」のメッセージが出た瞬間に正気に戻り、襲ってくる焦り。その…