壊れる少し手前の永遠

好きなバンドについて書いていこうと思います。

9/26 日記 台風クラブのライブ配信

何処にも行けないし、それ以上に何処にも行けない気分から抜け出せない1ヶ月だった。何もかもが煩わしく1週間ほどネット断ちをしてみたものの、その後意味もなくスマホに触れる時間がリバウンドのように増えた。 ライブに行けなくなって分かったことは、私に…

小山田氏関連の個人的総括

ここ数日、色々な人の書いた文章やネットにアップされたQJの原文を読む日が続いた。今朝起きると、編集担当が書いた記事も見つけられた。様々な意見を見るたびに自分がぐらついているような気がするので、このあたりで自分の考え、そして反省を書いておかな…

7/22 日記

昼寝と言うには長すぎる惰眠から目覚めた。無為な1日ではない、と自分に言い訳をするため、Aメロだけで放りっぱなしになっていた曲を完成させた。様々な理由で落ち込んでる気持ちを奮い立たせるため、やけに明るいアウトロを無理やりくっつけた。フルートの…

7月17日

日記のような曲ができたので、タイトルは今日の日付にしました。

山川直人「はなうたレコード」

以前、webで連載されていた時に一度駄文をしたためたが、単行本になったのであらためて感想などを書ければ。 やっぱり手に取ってめくることができる紙の漫画はいいな、ということをまず思った。音楽も漫画も配信は便利だし、配信だから愛着が湧かないなどと…

Jonathan Richman「Surrender to Jonathan」

我が家にまた新たなレコードをお迎えすることができた。jonathan richmanの1996年作である「Surrender to Jonathan」。 ジョナサンのレコードを昨年から集め始め、先日市場に出ているのを初めて見かけた。オークション終了間際に中々の値段がついており、半…

レコードの値段の話

つい最近、私は7インチのレコードを1万円で購入するという大罪を犯してしまった。実店舗で見かけたならば絶対買わない値段のレコードを、ネットでは買ってしまう事も増えてきた。 「落札しました」のメッセージが出た瞬間に正気に戻り、襲ってくる焦り。その…

5/5 雑記

曽我部恵一の作品を1から順に聴いていくGWの最終日。今部屋に流れているのは曽我部恵一BANDの「LIVE」。まだソロアルバムだけでも12枚あるし、ライブ盤リミックス盤再結成後のサニーデイが残っていることを考えると、もう1週間ほどの休みが必要である。 家に…

石井恵梨子「僕等はまだ美しい夢を見てる ロストエイジ20年史」備忘録

書籍を購入してから早一月以上。本当は、読後の感動に任せてすぐ備忘録を残してしまいたかったが、どうにも分かったような言葉ばかり浮かぶ。何回も本を読み直し、レコードを聴き直ししているうちに時間ばかり過ぎてしまった。 本書は、これまでの膨大なイン…

豊田道倫「東京のSSW」

いつか聴かないと、と思いながら早幾年。何処から手を出せば良いか迷いながら、結局そのままになっていた豊田さんの歌をようやく聴けた。 ノイズの人というイメージだったので、この曲が入口として正しいのかは分からないが、一緒に生きていける曲にまた一つ…

the MADRAS 2/27 円山夜想(配信) 備忘録

ライブの感想なんてもうずっと書いてないけれど、せっかく配信で見られたので、備忘録として。 今日のthe MADRASは、リコさんが欠席のため橋本孝志(band set)名義。最近、サイモン&ガーファンクルのレコードをよく聞いており、アコースティックセットは今の…

レコードのある生活(サニーデイ・サービス篇)

昨日、ディスクユニオンから曽我部恵一「sings」のレコードが届いた。曽我部恵一関連のレコードをコンプリートする、という旅が、いよいよ終わりに近づいている。 プレーヤーを持っていなかったころから始めていたレコード収集という趣味。そのため、集める…

地を這う魚

買い出し前に1曲出来ました。 10曲くらい貯まったら、CDに焼いてニヤニヤしながら聴くのが夢です。

冬の光の中で

曲が出来ました。 昔作ったのも一緒に貼り付けます。

田中ヤコブ「おさきにどうぞ」

カーブの続く坂道を登っている。自車は法定速度を超えるか超えないかくらいなため、バックミラーには苛立ちながら先を急ぐ後続車が映る。 詰め寄られることへの恐怖、もっとスピードを出さねばならないのか、という強迫観念に囚われ、体が少し強張る。 やが…

「春の風」(どついたるねんRemix)が最高にいい

サニーデイのリミックスアルバム「もっといいね!」が配信されてから、どついたるねんの「春の風」ばかり聴いてしまっている。 共通項は曲名のみ、くらいの完全なる替え歌に、心を掴まれてしかたない。 特に2番の歌詞は、オリジナルを思い出せなくなりつつあ…

the chewinggum weekend そして the MADRAS 鳴り止まない音楽たちへ(last)

橋本さんにサインを貰うまでの思い出と自分語り、今回で最後。 ライブ終演後、まずは物販でthe MADRASのCDを買うべく列に並ぶことに。自分の番が来て驚いたのは、ドラムの安蒜リコさんが物販を行なっていたこと(私はこの時初めて、バンドメンバーが物販を行…

山川直人「はなうたレコード」生活と孤独、音楽とコーヒー

8月も終わりのある日のこと。 朝7時、燃えるゴミを出すために外へ出た時、今年初めて「夏」を感じた。 夏というか、夏休みの匂いというか。 普段の出勤も同じ時間帯だが、その時は疲労以外なにも感じない。休日の開放感が手伝い、サンダルのまま近所を少し散…

松永良平「ぼくの平成パンツソックスシューズソングブック」の感想とつたない自分語り

独身最後の日、引っ越し当日。自分のための記録として色々書いておこうと思う。まずは、好きなものについて。 「ぼくの平成パンツソックスシューズソングブック」を手に取ったのは昨年末、ココナッツディスク池袋店にて。松永さんの扱っている音楽は高尚なも…

優しい呪い

歌ができたので、どなたか聞いていただければ。 https://soundcloud.com/user-602225148/qtlttlmmje0e

the chewinggum weekend そして the MADRAS 鳴り止まない音楽たちへ(4)

2018年4月22日、CLUB251。この日のイベントのタイトルは「GIVE ME UP」。4バンドが出演し、the MADRASの出番は3番目。始めて橋本さんを見て浮き足だった状態の私、 トップバッターの若いバンドの演奏が始まっても、初めて入るライブハウスのアウェー感も相ま…

the chewinggum weekend そして the MADRAS 鳴り止まない音楽たちへ(3)

もっと早く続きを書くつもりが、いつの間にか2年の月日が流れていました。sakurai-t-af.hatenablog.com sakurai-t-af.hatenablog.com色々記憶から抜け落ちている事柄はあるかもしれませんが、あの日の興奮は、ずっと心の中に残っています。the MADRASのライ…

今日聴いたレコード 4/18

初期不良が組み立てミスか、購入以来一度も音が出なかったレコードプレーヤーが今日修理から帰ってきました。 これまで狂ったようにレコードのみを買い続け、結局ジャケを見ながらCD音源を聴く日々ともおさらば。 来週頭までに終わらせねばならない仕事を家…

サニーデイ・サービス「MUGEN」

少し無理をしてでも、意識して未来に楽しみを作らなければいけない。強い決意のもと、ディスクユニオンのオンラインショップでレコードを1枚注文した。7250円。決して無駄遣いではない。むしろこの値段であの名盤を手元に置けるなんて、感謝しなければいけな…

スカート「どうしてこんなに晴れているのに」

今週は仕事で怒られてばかりだった。入社以来、ここまで毎日詰められたのは初めて。私に非があるものからイチャモンまで幅広く叱られまくった鬱一直線の今週、私の生命を繋いでくれたのは誇張でも何でもなく、通勤時のカーステレオから流れるスカートの曲だ…

逡巡

長い間、チマチマとgaragebandで曲みたいなものを作っていたが、引き籠もらざるを得ない週末が続く中ようやくひとつ完成した。 生きている間にやれることはやっておきたいと思い、ネットの海に糸くずを捨てるかのごとくアップしてみる。 タイトルは「逡巡」。…

オフコース「別れの情景(1)」

ここ数日はオフコースの2nd「この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2」と3rd「ワインの匂い」を繰り返し聴いている。 ブルーハーツを入り口としてロックを聞き始める前、父の影響でチューリップやオフコース、母からの影響で岡村孝子とアルフィーを好んで聞…

台風クラブ「下宿屋ゆうれい」

まだ音源になっていない、タイトルの表記が合っているのかどうかすら分からない曲。昨年の夏、金沢のライブハウスでイントロが流れた瞬間から心を奪われ、それはそのまま帰ってきていないような気がしてならない。 頭の中で何回も再生しているうちに、もしか…

GEZAN「東京」

東京という記号に無根拠な希望を担保する能力はすでになく、煌びやかな情景は架空の世界を創り出すという強い意志をベースとしたポップスの中でしか存在し得ない。 都市が本来持つ混沌の入れ物としての機能も、表層のみの健全化によって失われつつあるように…

サニーデイ・サービス「いいね!」新しい春の記録

バンドという枠組みから離れ、解体・再構築を繰り返した直近のアルバムの流れとは一線を画する、青春の記録としか表現しようのない35分29秒のロックンロールが、3月19日に突然手渡された。 柔らかなメロディ、優しい歌。ただ時代から目を背けた幻想の世界の…