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壊れる少し手前の永遠

好きなバンドについて書いていこうと思います。

レーベル移籍 忘れらんねえよと神聖かまってちゃん

 今ナタリー見てたら神聖かまってちゃんがワーナーからポニーキャニオンに移籍するというニュースが出てました。
好きなバンドが移籍、しかもセールスがあまりふるっていない時は少し心配になるニュースです。
そういえばついこの間も忘れらんねえよが次の配信シングルをVAPではなくユニバーサルからリリースっていうニュースもありました。

 今回の両バンドに共通しているのは、ベスト盤を出した後にもう1枚ミニアルバムを出している所です。
昔はベスト盤 = 契約切れなイメージを持ってましたが最近はもう少し猶予が出来たということなんでしょうか。
かまってちゃん、忘れらんんねえよどちらのミニアルバムも初期のイメージを損なわずサウンドが洗練された素敵な作品だったのと思うのですが、劇的に売り上げが伸びることはありませんでした。

 売れるバンド、売れないバンド(忘れらんねえよもかまってちゃんも大きい会場でライブしているし今のご時世十分売れている側でありますが)って本当に最初に決まってしまいますね。
愛するコレクターズがもし今デビューしていたら、6枚目の名盤UFO CLUVまで世間は待ってくれなかったかもしれません。

 神聖かまってちゃんはインターネット発ロックバンドの第一世代として、様々な媒体でもてはやされていた記憶があります。
ライブやTVの過激なパフォーマンスの話題先行でどんどん知名度を上げていきましたが、その知名度が楽曲の良さの認知に繋がらないまま現在まで来てしまいました。初期の問題行動で主要なロックフェスに呼ばれなくなったり、ロッキングオンジャパンでインタビューが載らないことも尾を引いている気がします。
 初めて「美ちなる方へ」という曲をyoutubeで聞いた時の、ついに自分世代のロックバンドに出会えたという喜びは色あせていません。ファーストが2枚同時だったのもTheピーズと同じでワクワクしました。同じくファースト2枚同時の銀杏BOYZもかなり紆余曲折を経ながら現在も続いていますし、こうやっていろいろな苦労が訪れるのは最初に曲のストックを出し切ってしまうような向こう見ずで、しかし愛すべきバンドの特徴なのかもしれません。
 
 一方忘れらんねえよはデビューシングルから現在までかなりのタイアップがついており、事務所・レーベルからかなりプッシュされてきました。かまってちゃんと違いフェス常連組で、かつフェス対応型のパフォーマンスができるバンドなので決して知名度は低くないはずです。
ただ青臭さ、ダサさを前面に押し出すバンドはなかなか大ブレイクは難しく(フラワーカンパニーズと同じ轍を踏んだ?)、青春ロックブームが過ぎ去り早10年以上が経過した現在の音楽シーンで、セールスは3000枚に満たない所で頭打ちになっています。
「俺よ届け」なんて泥臭さを超越して一種の普遍性を手にした名曲だと思います。この前新潟で行われたライブは、コレクターズの武道館の次に見てしまったのでその差に少しがっくり来てしまいましたが、それでも好きなバンドです。

 ファンとしては続けてさえくれれば、という思いがありますが最低限売れていないとそれも難しい所。例えばeastern youthはインディー落ちしてから以前のような活発なライブは行われなくなりました。
 ただ忘れらんねえよは野音公演がもう明日ですし、かまってちゃんもまだ大会場でワンマンをやる可能性は残されていると思います(中止になった国技館からやり直してほしい)。続けていれば武道館、というルートは最近開かれつつあるので、ぜひそこまでたどり着いてほしいです。

 両バンドにもう一つ共通しているのは、シーンに押されて表舞台に出てきた十把一絡げのバンドではないということ。足取りがおぼつかなくなくとも現在立っている場所は自力で作り出されたものであり、少なくとも私にとっては、他の何かと替えのきかないバンドであるということ。
この移籍を機に更なる飛躍を願っています。