壊れる少し手前の永遠

好きなバンドについて書いていこうと思います。

エレファントカシマシ 3/17 さいたまスーパーアリーナ 備忘録

ロックンロールバンドが大会場で真っ当なロックンロールのライブを完遂する様を見てきました。
くどくど言葉はいりません。
最高でした。

今日はまだ興奮冷めやらないので、また明日ゆっくりとまとめます。

そしてフジロック決定。
嬉しい。嬉しすぎる。
エレカシvsボブディランでしょう、これは。
世界と日本の「風に吹かれて」対決です。

今世界を見渡しても、こんなにかっこいい「現役」ロックバンドはそうはいないでしょう。
アルバムも6/6に発売決定。
きっとこれがエレカシ最高傑作として、更に更新されるのは間違いありません。

生きてて良かった、と心から思える幸せな1日でした。

明日も行ける人は是非心ゆくまで楽しんできてください。

エレファントカシマシ 3/17 さいたまスーパーアリーナ 一人前夜祭

いよいよ明日はエレカシ!!
もう完全に遠足前日の小学生モードに突入しています。お酒が進む。
3/18のチケットが取れなかったのは心残りですがそれは贅沢というもの。
休みに振替休日を足した5日間の休暇、久しぶりの東京で音楽尽くしで楽しむ所存です。

メインイベントはもちろん明日のエレカシと、それに加え3/20 syrup16g ツアーファイナル!!
エレカシの物販で「日本」とデカデカと書かれたクールなTシャツ及びsyrupの物販で「冥途」の文字が燦然と輝くロンTを購入しないと始まりません。
もう散財が目に見えています。こんなだから金がたまらないんです。

日曜日はその分出費を抑え、タワレコのインストアイベントをはしごして楽しもうかなと思っています。
渋谷店で難波志保を、新宿店でAwesome City Clubを見るつもり。
間違ってもサイン欲しさにCDを購入しないよう肝に銘じないと、十中八九買ってしまう私です。
でもART-SCHOOLのアルバムをまだ手に入れてないのでそれは買う。

月曜はジブリ美術館のチケットを買っているので、カップルと家族連れの中男の生きざまをまざまざと世間様に見せつける予定。
後は新宿でえびそば一幻のラーメンを食べる。

こうやって書きだすともうワクワクが止まりません。
独身という現実に目を背けつつおひとり様街道を驀進する日々、背けられるだけ背くしかもう健康に生きるすべは残されていません。

そして、そして!!フジロックですよ!!
ボブディラン!!
ここに2018年上半期勝利宣言をさせていただきます。
これから4か月、何があっても幸せな日々が過ごせることが確定しました。楽しみすぎる。
今年はサマソニにすればよかった、などと思っていた自分の不明を恥じるばかりです。
Life is beautiful.ヤッホー。

今日は荷造りして早めに寝ます。
明日は何が聞けるかなー。
ツアーは新潟とファイナル富山の2か所に行きましたが、「はじまりは今」が聞けたら言うことなしです。
初めて聞いたエレカシの曲なのです。
楽しみ。

いつにもましてとりとめない文章。
このブログを始めたのが去年の3/23なので、もうすぐ1周年です。
今週は沢山更新していきたいです。

syrup16g 2/25 新潟studio nexs(3)

もうライブから1週間たってしまう、早く書き終えないと・・・
MCのタイミングとか内容とかすでにあやふやですが頑張って思い出します。

MCによると新潟でのライブは15年前だったそうです。
どの曲の入りか忘れましたが、五十嵐さんが「15年前、会いたい人がいました。今も生きています、これからも」という感じのことを言っていて痺れました。かっこよすぎた。
この日ももう汗残ってないだろうというくらいにタオルで顔を何回も拭く五十嵐さん。愛おしい。


「開けられずじまいの心の窓から」はCDで何回も聞きましたがライブだと更に良かったです。
特にベースの強弱のつけ方というか、ピンッと指で弾くマキリンがカッコよかった。
ライブの後CDを聞くと、耳がよりベースラインを追いかけるようになって、また違う楽しみ方が出来ます。

後どの曲もそうですけど中畑さんのドラムは最高ですね。
1音1音全身全霊で叩かれる、大きいけれど全くうるさくない音。
若いバンドのドラムってやたら音が大きかったりシンバルがシャリシャリ響く気がするのですが(私の耳が老化している可能性は大)、全体のバランスとリズムそのもののカッコよさを両立している中畑さんのドラムは永遠の憧れです。

「落堕」の時だったかどうかもう記憶が定かではありませんが、曲中のブレイク時に中畑さんが「新潟のひと~」と突然一言。
突然だったので、私たちもうまくリアクションできず数人しか声を出せてなかった気がします。
ドラムを叩いてブレイク、また「新潟のひと~」。今度は結構大きい声を出す客席。
ドラムを叩いてブレイク、三度「新潟のひと~」。この日一番大きい歓声で答える客席。
この時マキリンが笑っていました。いいものを見れた。

本編ラストは「光なき窓」。この曲はやはりラストが似合う。
照明も明るめで3人を照らし、とてつもない名曲感を放っていました。
ここまでで十分お腹いっぱいでしたが、まだ『copy』の曲をこの日は一度も演奏していません。
もちろん起こるアンコールの拍手。
昔からの疑問なのですが、アンコールの拍手ってどうしてすぐ早くなってしまうんでしょうか?
この日も寄せては返す波のように、加速しては幾度となく消滅する手拍子でした。

アンコールは五十嵐さんと中畑さんがこの日の「十三夜」のTシャツを着て登場。
マキリンは着用せず、ステージ上のファッション崩壊の防波堤となっていました。

このタイミングのMCかどうかこれもあやふやなのですが(今回こればっかり)、中畑さんが「新潟はいい街ですね」と発して盛り上がる客席。
少し間があり、言うことが何もなかったのかもう一回「新潟はいい街ですね」とおっしゃってました。
この2回繰り返しに、マキリンが2本指を出して笑っていました。この日2回目のスマイルチャンス。中畑さんに感謝。

アンコールは5曲とも『copy』の楽曲。これがもう最高でした。
「Drawn the light」はツアー初日で聞いた時より明らかにかっこよかった。
こういう新鮮な感じの締めを心から待ち望んでいました。とにかく良かった。

そしてラストは「真空」。
五十嵐さんが前かがみになり、最前列の人はギターが触れたみたいです。
そしてこの曲で静か目だった客席がついに爆発。
五十嵐さん前方でまさかのモッシュ発生、私syrupのライブで初めてモッシュを見ました。
それを見て中畑さんからも笑みがこぼれます。

素敵な光景でした。

繋がる、という言葉はあまり好きではないし、一つになろうなんぞと呼びかけるバンドはその時点でシャットアウトしがちなひねくれた私ですが、syrupが背負ってきた過去も、今後どうなるか分からない未来も関係なく、ただその瞬間の音楽に熱狂が生まれたのはバンドとお客さん双方が心を開き、重なったからだと思います。こういう瞬間があるから私は生きていけるのです。

ステージを去るメンバー。
なんとうっすらとSEが流れ始めますが、アンコールを求める拍手は大きさを増すばかり。
明らかに1回目より大きいし、リズムが合うし、なにより熱のこもり方が違う。
定型的な呼び込みなどでは決してない、本当に聞きたいのだという意思が会場中を埋め尽くしていました。

そして大歓声の中始まるダブルアンコール。
中畑さんがまた「新潟はいい街ですね」。3回目です。
マキリンが3本指を出して笑っていました。この日3回目のスマイルチャンス。中畑さんに大感謝。

「きこえるかい」。
解散ライブ1曲目だったこの曲はもうどうしたって特別です。
いつかのスピッツのイベントの新木場の時も思いましたが、この曲を多幸感の中聞くことが出来る今は本当に幸せ。
あの日から10年経ちましたが、こんな未来が来るとは。

最後は「生活」でした。
五十嵐さんはたまにアドリブのメロディーを歌いますが、この日の「生活」の入りのそれは本当に素晴らしかった。
もう2度と聞けないであろう至高のメロディー。
聴いた瞬間、もう2度と思い出せないことは分かっていましたが、こうしてブログに書くことでその事実は忘れないようにしたいと思います。
沸き起こるモッシュ、古参であろうファンの方はいつくしむような目でそれを見ていました。
合唱も聞こえた気がします、それはまだー、の所で。これは快挙でしょう。

大盛り上がりで終わったライブ。
終演のアナウンスが始まった時、大きな拍手が起こりました。

この日は本当に楽しかった。本当に汗かいた。
欲をかけば「光のような」と「4月のシャイボーイ」が聞きたくてしょうがありませんでしたが、それはまたいつか、未来の楽しみとしてとっておこうと思います。
ツアーも残すところあと3本。

3/20のコーストは心して臨みます。
あとおそらく出るであろう「冥途」と書かれたTシャツは必ずゲットしたいです。

syrup16g 2/25 新潟studio nexs(2)

「クロール」で始まったsyrup16gのライブ。
『delayedead』に収録されているということは、『copy』や下手すれば『Free Throw』の頃には既に存在していた16~18年前の曲ということになりますが、歌詞の韻の踏み方とか『darc』に入っていても何の違和感もありません。
遥か昔にsyrup16gは完成されていたんだな、と改めて感じました。

ライブ本編は「落堕」を除いて『delayedead』『delaidback』から構成されたセトリ。
4曲目の「upside down」ですでに感無量。
ネットに転がった密録音源を繰り返し聴いていた高校生の自分に、将来「upside down」が生で聞けるよ、と言っても信じなかったでしょう。

5曲目「これで終わり」は「罪や希望と交換に 僕は新しい傘を買う 使えなくて無理をする」の部分が本当に好きで。
これも高校生の頃繰り返し聴いていました。あまり辛い記憶はないのですが、客観的に振り返ると辛い日々だったのでしょう。
6曲目「赤いカラス」では、初めて旧アレンジが頭の中で流れず、現在の形が一番かっこいいと感じることが出来ました。

1曲1曲それぞれに思い出があったりカッコよさに心震えたりで感想を書いていくとキリがないのですが、個人的にこの日最初のハイライトは10曲目の「明日を落としても」。

この曲は五十嵐さんが一人でアコギで弾き語る印象が強かったのですが、この日はCDと同じくバンドアレンジ。
マキリンがこの曲のベースを、孤独な歌詞を包むようにとてもやさしく奏でていることにこの日初めて気が付きました。

弾き語りver.は五十嵐さんの鬼気迫るむき出しの孤独が、イントロから間奏、アウトロまでアコギで繰り返し刻まれる同じコードの中でうごめいている感じですが、ギターが薄い膜を張るようにステージ上を漂い、中畑さんのリズムの上にマキリンの温かさを感じるベースが乗ったバンドアレンジによって曲の持つ悲壮感が一種の清々しさにまで昇華され、その真綿の中で孤独の陰影がより際立つとでも言いましょうか。
書いたそばから見直してもいまいち意味が分かりませんが、酔っているので許していただきたい。

まあとにかく最高だったということです。

「Do you wanna die?」と繰り返すラスト。
全てを放棄し、目を背けることで得られてしまう安心感。
それによって得られる安寧は中毒性があり、身を委ねきることの危うさは百も承知だが、何もかも、明日すらも諦めないと生きることもままならない、でも生きていたい。
いつ何処で見たのかすら忘れましたが、最後の「Do you wanna die」が「んな訳ない」に聞こえる、という書き込みのことを思い出しながら五十嵐さんのシャウトに浸っていました。
死にたい?そんな訳ない。


いい年齢してこんなこと書きなぐって恥ずかしくなってきましたが、消してしまうのもなんだか寂しいので、残りの感想はまた明日にして寝ます。

syrup16g 2/25 新潟studio nexs(1)

私の今年の初ライブはsyrup16gになりました。
syrupのライブはツアー前半戦初日のzepp以来。
あの時のセトリは「copy」再現ライブの趣がありましたが、
後半戦はそれに加え『delaidback』『delayed』『delayedead』のdelayedシリーズ三部作で組まれると事前アナウンス。
このツアーをもって一休み、という話題はfinalの新木場に行ってから書こうと思います。

何よりも楽しみだったのは、「リアル」「パープルムカデ」「空をなくす」など、終盤でまず盛り上がり、そしてある種定番になった曲以外でのライブが見られることでした。
定番曲以外が聞きたい、なんて贅沢な悩みですが、またしばらくsyrupのライブが見られない日々が始まる前に1曲でも多くの曲をライブで聞いておきたいのです。
特に『delaidback』は名曲ぞろい、何が聞けるんだろう、何がセトリから外れるんだろうと始まる前からソワソワ。
なるべく事前情報は入れないでおいたのですが、なんでもこの2日前の五十嵐さんの凱旋公演でもある埼玉のライブはとても盛り上がったそう。
一つ前が五十嵐さんの故郷埼玉、そして次が中畑さんの故郷青森のライブなので、間の新潟が箸休めになったら悲しいな、という一抹の不安を抱えながら、雪が舞い散る新潟市内へと向かいました。

12時には市内についたので(開演は18時)、初めて行くライブハウスの下見がてら街を散策。
studio nexsは駅から10分くらいの場所にある、キャパ400人くらいのちょうどいい大きさのライブハウス。
ちょうどライブハウス前には機材車があり、スタッフの方が機材を搬入している所でした。
やっぱり今日ここでライブがあるんだ、と無性にうれしくなりニヤニヤしながらその光景を眺める不審者と化した私。

ライブまで仕事に使えそうな小物を探しながらLOFTをウロウロし、
寒い中物販列に並び、「13夜」と書かれたまず使い道のないであろうTシャツを思考停止状態で購入。
そして寒い中スタバで抹茶フラペチーノを購入し(これしかメニューを知らない)開演を待ちました。

そして開演時間を5分押したあたりで会場が暗転。
袖から出てきた五十嵐さんは事前情報通りハイテンション。
最前列のお客さんとハイタッチし、客先に指先を向け、ご機嫌そうで一安心。

syrup16gが復活し、最初の頃は今日が最後かも、という緊張感に張りつめていたライブハウスの空気は、いつの間にか純粋にその日のライブを心から楽しみにしているお客さんの温かいものに変わった気がします。
明日があることを信じることが出来るから、客席のリアクションもより熱く、健康的なものに変貌し。
宗教がかった空気が薄れ、必要以上のプレッシャーやsyrupはこうでなくてはいけない、というパブリックイメージを背負わされることのなくなったバンドはより純粋に曲をプレイすることができ。
まっとうなかっこいいロックバンドと観客の関係が確かに構築されていました。

syrup16gが当たり前のようにいてくれたこの4年間はやはり奇跡のようなものだったのでしょう。

そんな日々もあとわずか。
この日のライブは『delayedead』の1曲目、「クロール」で始まりました。

明日に続きます。

syrup16g 2/25 新潟studio nexs 備忘録

これまでのsyrupのライブで一番楽しい、と思えた2時間でした。
覚えてることを書き出しておいて、明日ゆっくりまとめます。

マキリンは今日も最高だった
・五十嵐さんも噂のハイテンションモード、前列とハイタッチ、客席に指差し
・明日を落としてもが最高すぎ、この曲はやはりバンドver.が至高
・開けられずじまいの心の窓、ベースが最高
・中畑さん落堕のドラムソロで新潟のひと〜、と3回煽る、この時マキリンの笑顔確認
・中畑さんMCで新潟はいい町ですね、と3回繰り返す、この時マキリンの笑顔確認
・五十嵐さんMC「15年前会いたかった人がいます、今日も生きてます、これからもなんとか生きていきます(感動してうろ覚えなので違ったらすいません)」
・真空と生活の盛り上がりが過去最強レベル
・まさかのモッシュ発生に中畑さん笑顔
・生活の入りのアドリブメロディが本当に凄かった、もう一度聞きたい
マキリンが最高

今日の記憶でしばらく生きて行けそうです。

フジロックまであと5か月 英語に愛されない音楽ファン

久しぶりの更新になります。

書きたいことは結構たまってたんですけど、最近仕事が絶望的に忙しくてブログを書く気力が湧きませんでした。
syrupがまた少しお休みすること、TEAM NACSのお芝居を観て号泣したこと、3/17のエレカシチケットがリセール抽選で取れたこと・・・

そして心の支えフジロックまであと5か月ちょっと、そして出演アーティスト第一弾発表!!

・・・うん、今年はVAMPIRE WEEKENDに全てを賭けます。
KENDRICK LAMAR?ANDERSON .PAAK & THE FREE NATIONALS?
海外の有名どころすら全く知らないのでyoutubeで探すと、ヒップホップの人でした。

ヒップホップか・・・
ネットの評判を見ると世界最高峰のアーティストが見れる!!と評判はすこぶるいいみたいですが、ヒップホップねえ・・・
私は苦手というか、ラップとヒップホップの違いも分からないくらいそっちの分野には疎いです。
フジロックですから、極論すればあの場に行きさえすればどんな音楽も最高に聞こえるので問題ないといえば問題ないのですが、ヒップホップか・・・

ヒップホップの楽しみ方ってどんなものなのでしょうか。
さらに百歩譲って日本語ならともかく英語ですよ。何言ってるかすら分からないじゃないですか。

私は仕事上英語を使わなければならない場面が多いのですが、とにかく英語できないんです。
ヒアリングなんか絶望の一言です。電話口で一言一句聞き取れないなんてことはざらです、威張れることではないですが。

英語が分からないのは他の洋楽バンドでも同じですが、あっちは演奏とかメロディーでトリップ可能です。
何も知らずに書いて申し訳ないのですが、ヒップホップって打ち込みとかDJが後ろでバックの演奏を流してるイメージです。
誰になんと言われても、生演奏が好きなんですよ、もうこれは理屈とかではなく。

ヒップホップが苦手、打ち込み苦手、挙句メロディーの無い英語。逃げ場がない。
そもそも思春期にエミネムにはまれなかった時点でどんなアーティストが来ても心開けない気がします。
そんなことを同僚にだらだら愚痴っていたら、一言。

フジロックまでに英語勉強して、ラップ聞き取れるようになればいいんじゃない?」

軽く言うなと思いましたが、いや待てよ、と。
もしかして音楽のための英語の勉強って、私にとって大きなモチベーションになるのではないか?

仕事のため、という熱い気持ちは失せて早幾年。
今は何とかメールで済ませるよう相手に懇願し、年に数回のミーティングでは死にたい気持ちを抑えてやり過ごす、というダメ社員になり果てました。
もはや私に残された英語への道は(まんが道みたい)、フジロックを心行くまで楽しむため、という動機しか残されていないのではないか、と気づかされました。

話が飛び飛びで申し訳ないのですが、私は江端智一さんというエンジニアの方のコラムやブログが好きでよく見ています。
この方の過去のコラムで『「英語に愛されないエンジニア」のための新行動論』というタイトルのものがあります。

過去初の海外出張で死にそうな顔をしていた私に上司が勧めてくれたのですが、これが面白くて。
英語ができないという著者が(まあこの方の場合できない、のハードルが高すぎる気もしますが)自身の体験談を交えながら、
海外に放りだされた英語ができない人間がどうやって日本に無傷とはいかずとも帰ってくるかというテーマの、私にうってつけのハウツー本でした。

まあ出張のプレゼンは散々で、おまけに人生でも指折りの腹痛に襲われ、「トイレを貸してください」という英語がついに言えず、
危うくアメリカの広大な大地で漏らす一歩手前まで追い詰められたのですが(奇跡的に助かり、あの時はキリスト教に入信しようかと本気で思いました。またMay I use the restroom?というフレーズは一生忘れないでおこうと胸に誓いました)、
あのコラムを読むと読まないのでは精神的なストレスの軽減幅がかなり違ったと思います。

あの時はコラムを読んで、そうだ、悪いのは私ではなく英語なんだ、どうなっても知らんという(この時に限ってはいい意味で)開き直ることができたのですが、最近読み直すと重大な誤解に気づきました。
私は英語に愛されていない、と言えるほど英語の勉強をしていないな、と。
著者は多大な努力を払った結果、この結論を導いていましたが(何回も言いますが求めているレベルが段違いですが)、私はどうなのか。
英語にフラれるどころか満足なアプローチすらかけれていない自分が、過程をすっ飛ばして開き直りの領域に入っていいのか。

受験やTOEICでさんざん辛酸は舐めさせられてきた気がしますが、今こそもう一度立ち上がる時なのではないか。

私、今回こそ頑張ります。
目標はKENDRICK LAMARの曲をだいたいでいいので意味が分かるレベルまで聞けるようになること。
1曲2曲なら何とかなるんじゃないかな、ならないかな。

明日はsyrup16gの新潟ライブですが、三日坊主にならないようやってみます。