壊れる少し手前の永遠

好きなバンドについて書いていこうと思います。

2020-01-01から1年間の記事一覧

地を這う魚

買い出し前に1曲出来ました。 10曲くらい貯まったら、CDに焼いてニヤニヤしながら聴くのが夢です。

冬の光の中で

曲が出来ました。 昔作ったのも一緒に貼り付けます。

田中ヤコブ「おさきにどうぞ」

カーブの続く坂道を登っている。自車は法定速度を超えるか超えないかくらいなため、バックミラーには苛立ちながら先を急ぐ後続車が映る。 詰め寄られることへの恐怖、もっとスピードを出さねばならないのか、という強迫観念に囚われ、体が少し強張る。 やが…

「春の風」(どついたるねんRemix)が最高にいい

サニーデイのリミックスアルバム「もっといいね!」が配信されてから、どついたるねんの「春の風」ばかり聴いてしまっている。 共通項は曲名のみ、くらいの完全なる替え歌に、心を掴まれてしかたない。 特に2番の歌詞は、オリジナルを思い出せなくなりつつあ…

the chewinggum weekend そして the MADRAS 鳴り止まない音楽たちへ(last)

橋本さんにサインを貰うまでの思い出と自分語り、今回で最後。 ライブ終演後、まずは物販でthe MADRASのCDを買うべく列に並ぶことに。自分の番が来て驚いたのは、ドラムの安蒜リコさんが物販を行なっていたこと(私はこの時初めて、バンドメンバーが物販を行…

山川直人「はなうたレコード」生活と孤独、音楽とコーヒー

8月も終わりのある日のこと。 朝7時、燃えるゴミを出すために外へ出た時、今年初めて「夏」を感じた。 夏というか、夏休みの匂いというか。 普段の出勤も同じ時間帯だが、その時は疲労以外なにも感じない。休日の開放感が手伝い、サンダルのまま近所を少し散…

松永良平「ぼくの平成パンツソックスシューズソングブック」の感想とつたない自分語り

独身最後の日、引っ越し当日。自分のための記録として色々書いておこうと思う。まずは、好きなものについて。 「ぼくの平成パンツソックスシューズソングブック」を手に取ったのは昨年末、ココナッツディスク池袋店にて。松永さんの扱っている音楽は高尚なも…

優しい呪い

歌ができたので、どなたか聞いていただければ。 https://soundcloud.com/user-602225148/qtlttlmmje0e

the chewinggum weekend そして the MADRAS 鳴り止まない音楽たちへ(4)

2018年4月22日、CLUB251。この日のイベントのタイトルは「GIVE ME UP」。4バンドが出演し、the MADRASの出番は3番目。始めて橋本さんを見て浮き足だった状態の私、 トップバッターの若いバンドの演奏が始まっても、初めて入るライブハウスのアウェー感も相ま…

the chewinggum weekend そして the MADRAS 鳴り止まない音楽たちへ(3)

もっと早く続きを書くつもりが、いつの間にか2年の月日が流れていました。sakurai-t-af.hatenablog.com sakurai-t-af.hatenablog.com色々記憶から抜け落ちている事柄はあるかもしれませんが、あの日の興奮は、ずっと心の中に残っています。the MADRASのライ…

今日聴いたレコード 4/18

初期不良が組み立てミスか、購入以来一度も音が出なかったレコードプレーヤーが今日修理から帰ってきました。 これまで狂ったようにレコードのみを買い続け、結局ジャケを見ながらCD音源を聴く日々ともおさらば。 来週頭までに終わらせねばならない仕事を家…

サニーデイ・サービス「MUGEN」

少し無理をしてでも、意識して未来に楽しみを作らなければいけない。強い決意のもと、ディスクユニオンのオンラインショップでレコードを1枚注文した。7250円。決して無駄遣いではない。むしろこの値段であの名盤を手元に置けるなんて、感謝しなければいけな…

スカート「どうしてこんなに晴れているのに」

今週は仕事で怒られてばかりだった。入社以来、ここまで毎日詰められたのは初めて。私に非があるものからイチャモンまで幅広く叱られまくった鬱一直線の今週、私の生命を繋いでくれたのは誇張でも何でもなく、通勤時のカーステレオから流れるスカートの曲だ…

逡巡

長い間、チマチマとgaragebandで曲みたいなものを作っていたが、引き籠もらざるを得ない週末が続く中ようやくひとつ完成した。 生きている間にやれることはやっておきたいと思い、ネットの海に糸くずを捨てるかのごとくアップしてみる。 タイトルは「逡巡」。…

オフコース「別れの情景(1)」

ここ数日はオフコースの2nd「この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2」と3rd「ワインの匂い」を繰り返し聴いている。 ブルーハーツを入り口としてロックを聞き始める前、父の影響でチューリップやオフコース、母からの影響で岡村孝子とアルフィーを好んで聞…

台風クラブ「下宿屋ゆうれい」

まだ音源になっていない、タイトルの表記が合っているのかどうかすら分からない曲。昨年の夏、金沢のライブハウスでイントロが流れた瞬間から心を奪われ、それはそのまま帰ってきていないような気がしてならない。 頭の中で何回も再生しているうちに、もしか…

GEZAN「東京」

東京という記号に無根拠な希望を担保する能力はすでになく、煌びやかな情景は架空の世界を創り出すという強い意志をベースとしたポップスの中でしか存在し得ない。 都市が本来持つ混沌の入れ物としての機能も、表層のみの健全化によって失われつつあるように…

サニーデイ・サービス「いいね!」新しい春の記録

バンドという枠組みから離れ、解体・再構築を繰り返した直近のアルバムの流れとは一線を画する、青春の記録としか表現しようのない35分29秒のロックンロールが、3月19日に突然手渡された。 柔らかなメロディ、優しい歌。ただ時代から目を背けた幻想の世界の…

Rolls never end(と信じたい)

新型コロナ禍が収束の兆しすら見られない昨今、新たな規制対象としてライブハウスが槍玉にあげられている。 パチンコはどうなんだ、電車はどうするんだなどと言うつもりは毛頭ない。言っても無意味だ。 ライブハウスを批判している人に物申したいという訳で…

忘れらんねえよ『週刊青春』 1ファンからの「俺よ届け」

昨年末、クリスマスプレゼントのように届いた忘れらんねえよの新譜「週刊青春」を繰り返し聴いている。そしてそれ以上に、受注生産版に付属する冊子「週刊青春」を繰り返し読んでいる。 結論から言うと、この本は死ぬまで私の本棚に入る大切な一冊となった。…

NUMBER GIRL 無観客ライブを見て(思想の話)

今日このライブを凄く楽しみにしていて、かつ、心底楽しんだ自分は、結局差別主義を受け入れる、自分の快楽を優先する人間なのだな、とビールを飲みながらパソコンの前でぼんやりしていた。 去年の今ごろだっただろうか、アヒトの声明文が公開されたのは。問…

syrup16g SCAM:SPAM:SCUM 新木場2days 雑記

ここ最近、syrup16gの音楽を聞く頻度がめっきり減っていた。 そろそろ私も卒業かな、と思っていたのだが、この2日連続の無観客ライブを見てあっさり再燃。やはりそう簡単に抜け出せるものではなさそうだ。 そして無観客のフロアを見ながら、どうして最近syru…

the MADRASとチューインガム・ウィークエンド/サブスク解禁についての雑記

この日を待ってました。 ブックオフやディスクユニオンで「ち」の棚を眺めては落胆する、を繰り返していた日々から早幾年、遂に誰もが正規の手段でチューインガムウィークエンドの名盤を心ゆくまで堪能できる世界が到来。 更にこのタイミングでthe MADRASの…