壊れる少し手前の永遠

好きなバンドについて書いていこうと思います。

ロックバンド自分史(1) ミスチルからハイロウズへ

私が最初に好きになった曲はMr.Childrenの「Tomorrow never knows」だと以前親から聞きました。
幼稚園の行き帰り、サビをエンドレスで歌っていたそうです。
Theピーズと出会う遥か昔、夢や希望を無自覚に両手いっぱいに抱えていた頃の、自分では覚えてすらいない記憶です。

ロックバンドに出会うのは時が流れて中学1年生、剣道部で一緒になった同級生から教えてもらったTHE BLUE HEARTSでした。
それまでは父の影響でチューリップやオフコースを、母の影響で岡村孝子を愛聴していたどちらかというとフォーク寄りの少年だった私は、その日からこのロックバンドの虜になり、この質の悪い夢は今も醒めていません(岡村孝子は今でも大好きな、ある意味私のルーツミュージックです)。
日本中のロック少年と同じように「人にやさしく」の歌いだし一発でやられ、「リンダリンダ」「TRAIN TRAIN」を毎晩カセットテープが擦り切れるほど聴いていました。
当時はまだネットもそこまで発達しておらず、音楽の新しい情報はほとんど兄がいる友人経由くらいだったので、ほかのバンドに目移りすることなく8枚のオリジナルアルバムを繰り返し聴く日々でした(母がスピッツのベストアルバムを買っていたためスピッツも好きでしたが、当時はロックバンドと思っていませんでした)。

そんなある日、その友人からTHE BLUE HEARTSヒロトマーシーは二人でTHE HIGH LOWSをやっているという情報を入手。
さらにそのバンドは名探偵コナンの最初のOPを歌っていたことを教えてもらいました。
ヒロトマーシーが現役ロッカーであること、そして昔から彼らの歌に知らず知らずのうちに触れていたことを知った(コナンのアニメが始まったのは1996年,OPは「胸がドキドキ」)私は抑えようのない胸の高鳴りを感じ、その日のうちにレンタルショップにあるTHE HIGH LOWSのCDを全部借りてきました。

1st,2ndはあれ、なんか違うなと思いながら聴いていましたが3rd「ロブスター」、4thの「バームクーヘン」でテンションは最高潮。
次の日にその友人に自分で編集したTHE HIGH LOWSベストカセットをもっていき、二人で「即死」という曲のかっこよさで盛り上がったのを覚えています。
その時点での最新アルバムは編集盤の「flip flop2」。
THE HIGH LOWSの未来はオリジナルアルバムをあとたった一枚残すのみだということを、当時の私は知る由もありませんでした。

だれも読んでいないでしょうが、書けば書くほど楽しくなってきたので続きます。